第37話
摂政となりプヨの実権を掌握したテソはプドゥクプルと相談し、サチュルト勢力に迎合しつつ、専横を抑えるための巧妙な人事改革に着手する。オイたちは配下の兵を思い仕方なくテソに従うフクチとともに一度は宮殿に戻るが、希望のない宮中暮らしに見切りをつけて町に戻る。モパルモとムソンはオイたちに声をかけ、チュモンが生きている可能性があるから一緒に捜そうと誘う。
ハンベク族の村ではチュモンを拘束したソルタクが、イェソヤに自分の妻になれと迫っていた。イェソヤは拒むが、好意を寄せるチュモンを助けられず苦悩する。一方、ソルタクからチュモン捕縛の知らせを受けたヤンジョンは、半信半疑ながらも鉄騎軍に確認を指示し、またソソノの存在を知ったヤンソルランから便りを受け取り、テソへの怒りをあらわにする。テソはソソノへの歪んだ憎しみからヨンタバルを無実の罪で逮捕し、重罪人として投獄する。父の命乞いにきてひざまずくソソノを見たヤンソルランは、いっそソソノを殺してはとテソをそそのかす。ようやく病床を離れたクムワは宮中の争いに胸を痛め、ユファには手を出すなとテソに頼む。
その後、ハンベク族の村にきたモパルモとオイたちは、ついに鉄騎軍の手でヒョント城へ連行されていくチュモンを発見する。チュモンを救助するために山中で奇襲をかけ、モパルモから新鋼鉄剣を受け取ったチュモンは、見事な剣さばきで鉄騎軍をなぎ倒していく。
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