第51話
ヒョント城の太守ヤンジョンはチャンチョン谷の族長に会い、その後、鉄鉱石の鉱山へ向かう。チュモンたちは鉱山へ向かうヤンジョン一行を奇襲し、漢の支配に疲弊していたチャンチョン谷の部族をタムル軍配下に収めることに成功する。負傷したヤンジョンは全ての兵を失って激怒し、父から連絡を受けたヤンソルランは、テソをけしかけてプヨ軍を差し向けようとする。しかし、王妃にイェソヤを見習って子作りに精を出せと叱責され、腹いせにイェソヤを宮殿内の下働きに追いやる。
タムル軍の砦ではチュモンが腹心の部下たちを集め、それぞれに役職を与えることを発表する。オイやヒョッポは新参のチェサたちが重用されることに納得がいかず、けんかをふっかけて険悪な雰囲気になり、チュモンは彼らを叱責し特に仲の悪いオイとムゴルをふたりで偵察任務に出す。旅に出たオイとムゴルは任務もそっちのけで、再び大げんかを始める。
プヨの重臣の中でもテソの失政と漢への追従に納得できないフクチは、現状に耐えかねてクムワに謁見し、クムワ復権のための反乱を起こしたいと申し出る。一方、チャンチョン谷の部族がタムル軍の支配下に入ったことを知ったソソノは、チュモンの今後を思いチャンチョン谷から傭兵を借りる計画を白紙に戻す。それを知ったチュモンはタムル軍としてケルを援助したいと申し入れるが、ソソノはそれを断る。その後、チュモンはヨミウルの指示で神の加護を祈る祭儀に参加するが、祈りが終わると突然日食が起き、プヨは暗闇に包まれる。
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