第2話
鉄騎軍にヘモスをかくまったことを知られたハベク族は皆殺しにされ、ユファはヒョント城へ連行されるが、クムワは彼女を助けプヨ国の宮殿へ連れ帰る。しかし、神女ヨミウルは、ユファをかくまうと国の未来に障りがあると反対する。一方、ヘモスはハベク族が皆殺しにされたことを貿易商のヨンタバルから聞かされ、せめてユファだけでも助けたいと思い、漢の要衝ヒョント城まで同行したいと申し出る。ヘモスの正体を見抜いたヨンタバルはヒョント城の太守に引き渡すつもりで同行させるが、途中、盗賊の襲撃に遭った商団を彼に助けられる。ヨンタバルはヘモスに商団の護衛を頼み、そして待望の赤ん坊が誕生、その女児をソソノと名付ける。
ヘモスはユファの消息を聞き込みに行ったヨンタバルから「途中で死んだ」と聞かされるが、商団に別れを告げて砦へ戻りクムワと再会し、彼がユファを助けていたことを知る。そして、ユファに好意を持っていたクムワは、ユファとヘモスが互いに心を寄せていることに気付く。
その後、クムワの父ヘブル王を説き伏せたクムワとヘモスは、各部族の力を結集させて漢との決戦に挑もうとしていた。しかし、ヘモスを快く思わないヨミウルと大使者プドゥクプルは陰謀を企み、わなにはまったヘモスは鉄騎軍に捕らえられ、ヒョント城で目をくりぬかれる拷問を受ける。クムワはユファからヘモスの子を身ごもっていることを聞かされ、ユファにヘモスを救出すると誓う。
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