第7話
チュモンを思うクムワはテソを世継ぎの皇太子に指名する決断を避け、それを苦々しく思う王妃たちはチュモンの元へ刺客を派遣する。危うく殺されかけたチュモンはクムワがひそかに付けた護衛に救われ、瀕死のけがで倒れていたところをマリたちに救われる。プヨンの介抱で回復したチュモンは、密売商人トチの手下として働き始める。
ヨンタバルはヨミウルの取りなしでクムワに謁見し、周遊で集めた諸国の貴重な情報と引き換えに、プヨと漢の交易を一手に任せるという約束を取りつける。一方、ヨンタバルとともに宮殿に訪れたソソノは、錬武場に迷い込み、鍛錬を邪魔されて怒ったテソと闘う羽目になってしまう。テソは美しく気丈なソソノにすっかり心を奪われ、縁談を勧める王妃の言葉を退ける。
その後、ソソノはトチの密売に打撃を与えて塩の交易権を奪うため、ウテらとともに夜間トチの一団を奇襲するが、チュモンがトチ側で戦っているのを見て驚く。商売を邪魔されて激怒したトチはマリたち3人組を高報酬で釣り、ソソノを拉致せよと命令する。拉致に成功したトチは、取引交渉に訪れたサヨンに「ヨンタバル自身がきて土下座しろ」と言い放つ。人質がソソノであることを知ったチュモンは、トチを裏切ってこっそりソソノの縄を解き、逃げろと告げる。
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