第38話
チュモンは生きているというヨミウルの言葉を受けて、オイたちとモパルモ、ムソン、そしてヤンタクたちは、無事チュモンの奪還に成功する。チュモンはテソがクムワを追いやって国政を担っていることを知らされ、驚きを隠せずにいたが、ソルタクと結婚させられそうになっていたイェソヤを奪い、プヨを目指す。一方、チュモンが生きていたことがヒョント城のヤンジョンへ伝えられ、ヤンジョンはプヨ宮殿のテソへ急使を送る。
その頃プヨ宮殿では、ヨンタバルとソソノがクムワに別れのあいさつにきていた。そして、ユファはソソノにチュモンのことはもう忘れなさいと告げる。一方、チュモンはオイたちとともにイェソヤを連れてプヨ宮殿郊外まで戻り、ヨンタバル商団がテソから追放令を受けたこと、ソソノがテソの側室になるのを避けるためにウテと結婚したことを知る。チュモンは馬を駆りソソノを追いかけるが、顔を合わせることはできず、黙って一行がケルへ戻るのを見送る。
チュモンが生きていることを知ったテソは、ナロたちにチュモンの暗殺を命ずる。チュモンは自分が生きていることを民に知らせ、テソが自分に手出しできないようにしようと考え、そのうわさをユファも耳にする。そしてついにある夜、チュモンは宮殿へ忍び込む。
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