第13話
ハンダン一味を見事な腕前で撃退したチュモンは、その様子を見ていたクムワから病床の母を看病しろと諭され宮殿へ戻る。それを知った王妃たちは心穏やかではなく、さらにクムワは「兄弟3人に手柄を競わせ最も優れた者を世継ぎに選ぶ」と宣言したため、ますます緊張が高まる。その決定について相談を受けなかったヨミウルは、クムワへの敵対心を深める。
チュモンの腕前に感心したクムワは、チュモンの師匠が生前のヘモスだったことを知り、運命の絆を感じる。一方、炒鋼(チョガン)法に悪戦苦闘を続けるモパルモは、ヨンポと宮廷使者ポルゲの武器持ち出しをチュモンに相談し、チュモンはモパルモの身を案じて誰にも話すなと忠告する。ヨンポはトチを通じて武器の横流しを続けていたが、ついに密売が漢に知られてしまう。そして、ヒョント城の太守ヤンジョンからクムワのもとに、プヨが約束を破って鉄器生産を続けていた以上、プヨへの塩の輸出を一切停止するという通告が届く。テソは父の前で点数を稼ぐため、自らヒョント城に赴いてヤンジョンに釈明すると志願し、ヒョントへ出発する。
その頃、ユファの回復を見届けたチュモンは、自分をさらに鍛え直すため、クムワの許可を得て再び民に混じって町で暮らそうと決心し、ヨンタバル商団へ向かう。宮殿に出入りできると喜ぶマリたちの期待をよそに、チュモンは商団で雇ってほしいとヨンタバルに申し出る。
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