第53話
ポンゲ山のタムル軍の砦へやってきたクムワの家臣フクチは、サチュルトを制圧しに行くことをチュモンに告げる。チュモンはヤンジョンが漢軍をプヨに送った場合は、タムル軍が漢軍を食い止めると約束する。しかし、ヨミウルはクムワの復権がいずれチュモンの障害になるかもしれないと心配する。一方、プヨ宮殿ではプドゥクプルの支持を得たクムワの謀反が成功し、王妃とテソは軟禁され、謀反を知らされたヨンポは慌てて宮殿の外へ逃れる。
クムワが王に復権した知らせは、ポンゲ山のタムル軍のもとにも、ケルのソソノたちのもとにも伝えられる。ソソノはさっそくクムワに会いにプヨへ行くことを決める。ヨンチェリョンとヤンタクはソンヤンの招集した君長会合へと出かけようとするが、ヨンチェリョンの息子チャンスは強引な母のやり方に辟易し、ソソノと行動をともにすることを宣言する。
クムワはプドゥクプルの反対にもかかわらず、チュモンをプヨに呼び戻そうとする。プヨへと戻ろうとするチュモンに、ヨミウルは「大将はもうプヨの王子ではなく、新しい国の王となられる方です」といさめ、クムワと袂を分かつことを勧める。プヨ宮殿を訪れたチュモンは、ユファとイェソヤに再会する。
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