第55話
プヨの監獄に捕らわれたチュモンたちは、しばらく様子を見てから脱出計画を実行へ移すことを決める。その頃、ヨンチェリョンはケルの本営に戻ったソソノたち一行を叱責し、実兄であるヨンタバルを監禁するという暴挙に出る。行動の自由を奪われたソソノだったが、サヨンに新しい国の宮殿建設を続行するように指示する。
プヨ宮殿では、チュモンを漢に引き渡せば漢にいい印象を与えられると思い付いたヨンポが家臣たちに根回しをするが、そのことでクムワを激怒させてしまう。一方、プドゥクプルは拉致したヨミウルにチュモンを説得しタムル軍を解散させるようよう告げるが、話を聞き入れないヨミウルを殺害する。そして、プヨのためにチュモンの命も奪おうとするが、クムワはチュモンを逃がし、テソを東門(トンムン)国境警備隊の総官に任じる。
ポンゲ山のタムル軍の砦に戻ったチュモンは、モパルモやソリョンたちにヨミウルの死を伝える。チュモンは父ヘモスとヨミウルの遺志を必ず継ぐと誓い、新しい国の建設にまい進し漢とプヨの支配下にある国や部族を統合していく。
|