第24話
自分の実の父がヘモスだと知ったチュモンは、オイたちを連れてプヨを去り、それを聞いたユファとクムワはショックを受ける。大臣たちはチュモンが皇太子の競い合いから降りた今、これ以上競い合いを続ける意味はないと考え、テソを皇太子に決定するようクムワに進言するが、クムワはさらに競い合いを続けてふたりの王子の能力を見たいと言う。そして、ヨミウルが神殿を出て行ったプヨの各地では、異変が起こり始める。
テソはソソノを呼び出し、自分とチュモンのどちらが王にふさわしいか尋ね、賢明な選択をするのを待つと告げる。さらに、鉄製武器を作る技術を知れば確実に皇太子の座を手に入れられると考えたテソは、ヒョント城の太守ヤンジョンの元を訪れ、皇太子になったらヤンソルランを妃として迎えると伝える。一方、父ヘモスのことをもっと知りたいと考えたチュモンは、同じくタムル軍の戦士だった父を持つヒョッポに頼み、ヒョッポの父の友人を訪ねる。そして、老人の話を聞いたチュモンは流民の姿を直接自分の目で見たいと考え、ヒョント郡との境へ向かう。
その後、チュモンたちは漢からの追っ手と勘違いされて流民たちから襲われるが、ヒョッポが老人からもらった亡父のタムル軍の認識票のおかげで誤解は解け、チュモンは彼らが無事にヒョントを脱出できるよう協力する。しかし、チュモンたちと別れた流民たちは鉄騎軍に襲われ、彼らを助けようとチュモンは鉄騎軍に矢を射掛けるが、その矢は彼らのよろいに跳ね返されてしまう。
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