第22話
チュモンはプヨンが拉致されて憤るオイをなだめ、当面はトチの動向を探るようマリたちに命じる。その頃、何者かが放った刺客が神殿を襲撃し、わずかな供を連れて危うく逃げ出したヨミウルは山中に身を隠すが、宮中は大混乱に陥る。刺客を送り込んだのはヨンポだと知った王妃とテソは、無謀なヨンポにあきれつつ、マウリョンを後任に据えられるよう願う。クムワはヨミウルの身を案じ、彼女の行方を調べ侵入者の正体を突き止めるよう、フクチに命令する。
テソは部下ナロにヨミウルの始末を命じるかたわら、ヤンジョンの使いと面会し、縁組の話は今しばらく猶予をくれと要請する。山中でヨミウルを発見したナロは手勢を率いて襲いかかるが、偶然やってきたヨンタバル一行のチュモンとウテがナロたちを撃退し、チュモンがヨミウルを守っていると知ったテソは激怒する。その後、宮殿に戻ったヨミウルはクムワに対面し、思いのたけをぶちまけて完全に決裂する。ヨミウルが神殿を去り、思い通りにマウリョンが後任に選ばれたと知った王妃たちは大喜びする。一方、チュモンの始末を画策していたヨンポは、人質のプヨンが自殺を図ったため取り乱すが、プヨンは何とか一命を取り留める。
ついにプヨを去る決心をしたヨミウルは、最後に大切な話があると言って山中にチュモンを呼び出す。そこでヨミウルが打ち明けたのは、チュモンの実の父はクムワではなくヘモスであるという、チュモンにとって衝撃の事実だった。
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