第47話
テソはプヨの精鋭と鉄騎軍を率いてポンゲ山へ向かうが、チュモンの策略にはまり大敗する。テソを敗走させたチュモンだったが、タムル軍の基盤はもろく、食べるものも着るものも不足していた。チュモンはヨミウルの進言に従い、当面の間はヒョント城へ出入りする漢の商団や漢へ朝貢する部族を襲って食糧や品物を手に入れることにする。一方、プヨ宮殿ではヤンソルランがイェソヤに辱めを与え、ユファはイェソヤにどんな苦難にも耐えなければならないと説く。
その頃、ケルではソソノがヨンチェリョンから商いの長旅に出るよう言い渡され、ソソノは懐妊中だったが旅に出る決意をする。チュモンは商団を率いて旅に出たソソノの一行を偶然見つけ、万感の思いを込めて見つめる。その後、チュモンたちが漢への貢ぎ物を運ぶ隊列や漢と交易する商団を襲ったことがヤンジョンに知られ、漢の皇室から責任を問われることを恐れて激怒したヤンジョンは、チュモンを何とかしろとテソを脅す。テソはプドゥクプルの提案で、かつてヘモスを陥れるのに使ったわなをチュモンにも使おうと計画する。
テソの計略を知ったクムワは監禁されていたイェソヤを助け出し、チュモンの元へ送ろうとするが、イェソヤはテソに捕らえられてしまう。わなとは知らないチュモンは、流民たちが漢へ奴隷として送られるという噂をうのみにし、タムル軍を出陣させる。それを聞いたヨミウルはテソの計略だと見抜き、モパルモとムソンに急いでチュモンを追わせる。
|