第34話 再びの蘇州

 帰郷の途にいた江嘉沅の叔母の江学敏が、雨宿りのためにある荒れ寺に入ると、そこには産気づいている嘉沅がいた。学敏の励ましの下、無事に男児を出産した嘉沅だが、父親の江学文の冤罪を晴らすため、賜った玉佩を手に陛下の元へ直訴に向かう。
  そして白常喜の罪を暴き、父の敵討ちを果たした嘉沅は、子供と学敏と共に蘇州へ戻る。しかしそこで佩芸も、佩芸の腹にいた子供も命を落としてしまったこと、杭景風が堕落してしまっていることを知る。一方、徐恨の行方が気になる杭敬亭は、江邸を訪れ、嘉沅にそれとなく徐恨の行方を尋ねるのだった。