第44話 “天下一”の称号

 蘇州に着いた苗玉鳳は、徐恨の元に戻るよう江嘉沅を説得しようとするが、嘉沅は方天羽に嫁ぐことを決意する。一方、江学敏は尹剣飛との誤解が解け、距離を縮めていた。そして競技会の日。杭景珍は、父の杭敬亭が競技会で息子である徐恨と再会するのを阻むため、敬亭を殴って昏倒させてしまう。
 寧王による審査を勝ち抜いたのは、嘉沅・徐恨・杭景風の3人だった。妻との復縁への願いをこめた徐恨の刺繍は寧王の胸を打つが、待つことの喜びを描いた嘉沅の「月下美人」が勝利を収め、嘉沅は“天下一”の称号を手にする。失意の底にある徐恨の姿に、玉鳳はある決断を下した。