第33話 残酷な現実

 杭景風と佩芸の婚礼が華やかに行われていた。しかし、佩芸が使用人であることを賓客に揶揄された景風の母は不満を爆発させ、佩芸を厳しい言葉で責め立てる。そして景風の足手まといになると自責の念にかられた佩芸は、自らの命を絶ってしまう。
  一方、徐恨と江嘉沅が結ばれたことを知った徐雷は、雲南に2人を追う。そして、嘉沅に父親が投獄されたのは自分の罠が原因だと告げ、身ごもった嘉沅に刃を向けるが、徐恨に斬られて命を落とす。瀕死の徐雷から母親を裏切ったのは江学文であり、嘉沅とは実の兄妹であると聞かされた徐恨は、嘉沅との別れを決意する。嘉沅は父の潔白を示すため、皇帝に訴えようと都へ向かうのだった…。