第12話 祝いの品

 杭敬亭夫妻に純潔を疑われた江嘉沅は、体を調べることに同意し、純潔であることを証明する。しかし、許婚の杭景風からも疑いの目を向けられていたことに傷ついていた嘉沅は、景風との結婚の破談を宣言してしまう。だが、破談にされたことで意気消沈し病床に伏せてしまった景風の姿を見て、思い直すのだった。
  そんなある日、白常喜と李明娟の婚儀が執り行われ、嘉沅は父の江学文が自分のために縫ってくれた子孫繁栄の刺繍を祝いの品として常喜に贈るのだった。