第13話 父に迫る罠

 江嘉沅は李明娟を金で買った白常喜を許せず、父の江学文が自分のために縫ってくれた子孫繁栄の刺繍を常喜と明娟の結婚祝いに贈り、子を持てぬ宦官の常喜を笑いものにする。常喜はこれを学文からの贈り物だと思い込み、学文に怒りを覚えるのだった。
  そんな折、杭敬亭と杭景風は、景風と嘉沅の婚儀に常喜を招待するため常喜の蘇州の邸宅を訪ねるが、常喜は学文が招待に来ないことに腹を立て、学文に対する憎悪を募らせる。都に戻った常喜の元には、すでに学文が完成させた龍袍が届いていたが、その龍袍に描かれていた龍の姿は…。