※主要人物以外の登場人物の説明については【人物相関図】の説明文をご覧ください。

江嘉沅こう・かげん

蘇州にある刺繍の名家・江家の一人娘。豊かな家庭で天真爛漫に育つが、父が罠にはめられ家が陥落してから世間の厳しさを思い知る。幼い頃から杭家の杭景風と許嫁の関係であったが、徐恨と出会い心惹かれる。

ドン・ジエ(董潔/DONG Jie)

1980年4月19日、中国・大連生まれ。5歳の頃からダンスを習い始め、10歳で歌舞団に入り、その後5年間北京の人民解放軍芸術学院でダンスを学ぶ。2000年の春節に放送されたCCTVの番組で注目を浴び、その後オーディションを経てチャン・イーモウ監督の『至福のとき』で女優デビューを果たす。2001年には「ルームメイト 白領公寓」でTVドラマに出演し、以降映画・ドラマで活躍する。主な出演作品は『天上の恋人』『サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋』、日中合作の『最後の恋、初めての恋』、ウォン・カーウァイ監督『2046』などがある。

徐恨じょ・こん

生まれて間もなく苗族の母・徐瑾を亡くす。17歳の時に徐雷に連れられ蘇州に来て、江嘉沅と出会い愛情を抱く。

ドゥ・チュン(杜淳/DU Chun)

1981年5月22日、中国河北省生まれ。ダンサーであった母親の影響を受け、幼い頃からダンスを学ぶ。11歳の時に北京中央民族大学附属中学のダンス科に入学しダンスを学ぶが、途中から演技に興味を持つようになる。1999年に北京電影学院に入学し、在学中の2003年に「漢武大帝」で青年期の漢武帝を演じ、俳優デビューを飾る。その後様々なTVドラマで活躍する。

方天羽ほう・てんう

広州で生地卸を営んでいる。窮地に立たされる嘉沅を何度も助ける内に、嘉沅に想いを寄せる様になる。

ミッキー・ホー(何晟銘/Mikey HO)

1976年7月9日、中国湖北省生まれ。中学を卒業後、舞踏学院に入学しダンスを学ぶ。1996年には何敏という名前で、友人らと共に“中国力量”というユニットを結成。歌とダンスでファンを魅了した。その後、何味奇という名でソロ活動を開始し主に香港で活動するが、2004年に北京電影学院の演技科に入学し俳優を目指す。2009年に中国で放送された「玫瑰江湖」で主演を演じて以降、「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」をはじめ数々のTVドラマや映画で活躍する。また大ヒットした「宮鎖心玉」では後に雍正帝となる康熙帝の第四皇子を好演し、続編の「宮鎖珠帘」にも出演するなど、同作や本作品の監督である李慧珠の作品には欠かせない存在となっている。また本作の主題歌では作詞・歌唱も担当している。

杭景風こう・けいふう

蘇州刺繍の名家・杭家の長男。杭家のライバルでもある江家の一人娘・嘉沅とは幼馴染で、許嫁の関係でもある。いずれ妻となる嘉沅を想い続けるが、時に嘉沅の素気ない態度に悩まされる。結婚話は何度か持ち上がるが、両家の思惑によって実現しないまま、嘉沅が徐恨に心を傾ける姿に焦りを感じる。

ガオ・ハオ(高昊)

1981年8月4日、中国・黒竜江省生まれ。幼い頃からフィギュアスケートを習い、1996年には全中国で第2位となり、国家級のフィギュアスケーターとなる。その後、2000年まで常に表彰台に上がる成績をおさめ活躍するが、2000年にフィギュアスケートの世界から芸能界に移ることを決意し、上海戯劇学院演技科に編入する。同校を卒業後は積極的にTVドラマに出演し、精悍な兵士から自閉症の少年まで様々な役を演じ注目される。また「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」など本作の李慧珠監督作品にも出演している。

ユー・ジョン(于正)プロデューサー

1978年2月28日、中国・浙江省生まれ。1997年に上海戯劇学院の演出科に入学。在学中に香港の李恵民監督に学んだことがきっかけで、1999年“李恵民工作室”に入り脚本を担当する。 2003年7月には上海に“于正工作室”を創立、脚本家として独り立ちする。2007年に北京に事務所を移転し、2008年にはプロデューサーとして活動を開始する。 これまでに30本近くの作品で脚本・プロデューサーを担当している。中でも2010年の「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」、2011年の「宮鎖心玉」は中国をはじめ台湾などでも高視聴率を記録し、一躍ヒットメーカーとなる。2012年12月からは「王の女たち~もう1つの項羽と劉邦~」が放送開始され話題となった。現在、彼がプロデュースする作品は必ずヒットすると言われており、新作が最も期待されるプロデューサーである。

リー・フイチュー(李慧珠)監督

香港生まれ。1990年から2001年まで香港亜洲電視台で監督として所属し、ドニー・イェン主演の「精武門」など数多くのドラマを作り上げる。2001年には台湾電視台に籍を移し、「新チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」やジョセフ・チェン主演の「薔薇之恋~薔薇のために~」などヒット作を作り、台湾でも活躍する。その後香港亜洲電視台に復帰し、2009年には中国に進出する。2010年から本作のプロデューサーであるユー・ジョンの“于正工作室”に入り、「美人心計~一人の妃と二人の皇帝~」「宮鎖心玉」などヒット作を演出する。総監督を務め、台湾のアイドル女優ミシェル・チェンを主演に迎えた新作「神鵰侠侶」の中国での放送が2015年に控えている。