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第6話『五箇山・白川郷の合掌造り集落』初回放送:2014年6月18日(水) 22:00~22:55

 日本の世界遺産の中では唯一、今も人が暮らしている建物・合掌造り家屋。旅人・滝田栄が降り立ったバス停があるのは、そんな合掌造り集落の里。初夏の風が吹き抜ける中、世界遺産登録された3つの集落のうち、まずは最も小さな菅沼(富山県五箇山)へ。築300年の合掌造りに住む当主に、合掌造り家屋の構造を案内してもらう。また日本最古の民謡「こきりこ節」を、合掌造り家屋で鑑賞。続く相倉(富山県五箇山)では、昔話のような谷あいの村を散策し、合掌造りの宿に宿泊。地元ならではの料理を堪能する。そして滝田は、この世界遺産の地で最大の集落、白川郷荻町へ足を向ける。集落を巡る中で滝田は、観光客の多さに驚く。

 夏には鮮やかな山の緑を背に、冬には白い雪をしんと積もらせる美しい家並み。いまや世界中から観光客が訪れる合掌造り家屋がかつて消滅の危機にさらされていた時、保存運動の原点となった場所がある。つながって来た歴史、保存への思い。世界遺産の地に住む人々は、合掌造り集落の未来をどのように見据えるのか。

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