西日暮里でトルコ発見!

2017年11月13日

皆さま、こんにちは!

 

お陰様で任期最後の放送を終え、33期学生キャスターへの引継ぎも無事済ませたというのに、怒涛の如くブログを更新しているということが、そろそろばれてしまっている頃だと思います。

 

 

まだまだこちらでシェアさせていただきたいこと(専ら食関連)がたくさんあるのです…!

 

 

ということで、前回の記事のラストで告知しました、ちょっとユニークな異国料理屋さんのご紹介です!

 

所は西日暮里、ザクロというトルコ料理屋さんに行きました。

 

実は1年ほど前にも行ったことがあるお店なのですが、圧倒的なお料理のボリュームとかなりキャラの濃い店長さんが印象的で、ぜひまた行きたい…!と思っていました。

 

まず、店内からして少し怪しい雰囲気です。

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天井から無数のトルコのランプがぶら下がった部屋に、机も椅子もありません。

床一面に敷かれた絨毯の上に、ただテーブル代わりと思しき木の板が並んでおり、客は座布団に腰掛けます。

一言で描写するなら、”エキゾチックな避難所”という感じです。

 

席につくやいなや、メニューを見る暇もなく、「”食べきれないコース”、2000円ね!」と言われ、あれよあれよという間に、板の上はトルコ料理で埋め尽くされます。

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サラダに巨大なナン、豪快な骨つきチキンに、ラム肉の煮込み料理まで!

この後も、ケバブにタンのグリルにと、メイン級の料理がどんどん出てきます。

 

 

これは本当に、食べきれないコースだ!!(歓喜の悲鳴)

 

いや、食べきれるわ、という逞しい方(私です)でも大丈夫!

何と気に入った料理があると、追加で無限に注文できるのです。

これで2000円とは…!

一体、こちらのお店の経営はどのようにして成り立っているのでしょう。

 

 

それから程なくして、遂に現れました、噂の名物店長・アリさん!

 

こちらが料理を楽しんでいるのに全く構わず、

「トルコの服ダヨー」と無理やり民族衣装を着せ、

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「ココニネテミロ!」

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同じく男性客にもトルコ衣装を無理やり着させたかと思ったら、

「オマエは俺たち(アリさんと私)のツーショットを撮るためにココニイル」

となぜかカメラマンを強要。挙句、

「こんな女のコの横にいるなんて、シネバイイ!」

と暴言を浴びせる始末(基本的に男性に手厳しい)。

 

 

お次は、店内のラクダの前で。

 

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まんざらでもない私。

 

いや、本当はゆっくりご飯をいただきたいのです。

でも、滅多にないトルコ文化交流。

まして、やってくる波があれば、喜んで乗ってしまうのが好奇心。

 

アリさんとは会話も盛り上がり、トルコ料理についても色々教えていただきました。

世界三大料理の一つで、

油を使わず、野菜とスパイスをじっくり煮込んだスープが味の決め手なのだとか。

 

 

自分が見知らぬ国の文化について思いがけない学びがあるのも、こんなアットホームな異国料理屋さんの醍醐味です。

 

 

空気を読めずただただ”うざい”だけにも見えるアリさんですが、実はお客さんの反応や雰囲気を見ながら、対応を変えています。

黙々と食事をしている一人客、話し込んでいるグループ客には、ただ料理をサーブするに留めたり。

退店時には

「色々変なこと言っちゃってゴメンナサイネ」

なんて声掛けも忘れない、繊細な一面も。

 

 

豪快なお料理と接客の影に垣間見える、ちょっとした気遣いも、

ザクロが長年愛される所以なのですね。

 

 

ただお腹を満たすだけにとどまらない、こんなエンターテイメント性があるから異国料理屋さん通いはやめられない!

 

ちなみに次なる関心は、エジプト料理屋さんです。