放送内容 ■1月2日(木)21:00~22:25 放送
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羽生善治vs谷川浩司
「史上初の七冠制覇」
~1996.2.14~

 25歳にして、将棋の世界で初の七冠を射止めた羽生善治。因縁の男、谷川浩司を相手に成し遂げた伝説誕生の裏に、何があったのか。
 対局後に行う感想戦以来、両人が向き合い、七冠達成時の対局を語るのは初めてのこと。「普通、負けた方は出て来ないですよね」と笑う谷川。しかし、天才・羽生を生んだのが谷川でもある。番組ではまず、羽生の七冠挑戦に常に立ちはだかった谷川との壮絶な戦いの歴史を紐解いていく。将棋の技術を革新し、世間に凄まじいブームを巻き起こしていた谷川。その谷川が一度だけ解説として参加した小学生将棋名人戦で優勝したのが、当時小学5年生の羽生。現在、現役プロ棋士では最多を数える2人の対局の中から、90年竜王戦、95年王将戦といった、節目になった勝負でのエピソードや盤上の戦略が明かされる。谷川が「羽生さんも人間なんだな」と感じた、その瞬間とは?
 そして、七冠を成し遂げた96年の王将戦。「どうしてあの一手を打ったのか」「その一手に、何を思っていたのか」。対局の分岐点となった手、起こりえた別展開。盤上に、あの日が再来する。
 また、長年にわたって2人を取材している作家の大崎善生が、彼らが将棋界にもたらした革命と、社会を巻き込んだ当時の熱気を解説。アマチュア三段のつるの剛士とともに、対談と対局の再現を見守った。

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