放送内容
■2015年8月21日(金)22:00~23:55 放送
五輪男子バレーボール金メダル
ミュンヘンの奇跡
「日本vsブルガリア」
~1972.9.8~
1972年ミュンヘン五輪、男子バレーボール準決勝、日本対ブルガリア戦。これは、後に「ミュンヘンの奇跡」と呼ばれた伝説の試合だ。そこに至るまでの道のりを振り返る。
東京五輪後に、チームを率いた松平監督が行ったこと、まずは、大型選手の抜擢、アクロバット体操、そしてオリジナル技の開発。現在のスポーツでは考えられない体育会系の猛練習によって、選手を鍛え上げていった。また、戦略的なファンサービスで、選手たちはアイドル以上の人気となり、男子バレーの会場はいつも若い女性で満員となった。松平監督は、プロデューサーとしても素晴らしい能力を発揮し、日本をミュンヘンまで導いていく。
そして、迎えたミュンヘン五輪、予選を危なげなく突破し、準決勝まで駒を進めていた。準決勝の相手は、格下のブルガリア。ところが、日本を徹底的に研究していたブルガリアにまさかの苦戦を強いられる。第1セットを取られてしまうという波乱の幕開けだった。セットカウント0-2からの逆転劇、第5セットまで縺れ込んだ試合のVTRを振り返りながら、当時、世界一のセンタープレーヤーと言われた森田淳悟、「世界の大砲」こと大古誠司、かつてのプリンス嶋岡健治が、ミュンヘンに至るまでの歴史、そして伝説の名勝負を語る。