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earthwalker第十二弾『生き物たちの声を聴く』

2023年のテーマは、生き物たちの声を聴くこと。
普段はなかなか近づけない野生の動物たち。しかし、一たび目を向ければ彼らは、あちこちにメッセージを残してくれている。そのメッセージからクリステルは、人間があるべき姿を知る。

雪原に残されたメッセージを読み解く

1年間365日のうち250日を、キャンピングカーで暮らしながら野生動物の写真や映像を撮影している上田大作カメラマンと雪原を歩き、冬の生き物たちに案内してもらう。生き物たちの内なる声を聞き、それを表現している上田カメラマンに、生き物との対峙の仕方、そして冬の森の意味を紐解いてもらう。人を寄せ付けない冬の森は時が止まっているように見えるが、実は生命を育むゆりかご、そのものなのだ。

流氷の下は日本を豊かにする生命の水

日本の海は豊かであることはよく知られているが、その大元になるのが流氷。流氷は春になると溶け出し、その豊富なプランクトンが溶け出し生命を育むのだ。凍てついた冬にこそ、日本の豊かさの秘密があることをクリステルは知る。

生き物たちと共存するには…「ベアドッグ」が教えてくれること

人間と生き物が共存していくために働いてくれている犬たちがいるという。「ベアドッグ」。クマが人間の住むエリアに来たら追い払うように特別に訓練された犬たちだ。日本中でクマとの事故が増え、捕殺も増えているにもかかわらず、ベアドッグが導入された軽井沢では、事故はほとんどなく、クマの捕殺は極限に抑えられている。ベアドッグは人間とクマの間の距離を保ってくれている。そんなベアドッグたちがクリステルに教えてくれたこと…それは生き物の命1つ1つの重さ。この世に、軽んじられていい命はないのだということだった。

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