四千年にもわたる悠久の時を超え、魅力溢れる歴史的な遺産を数多く有する中国。人びとの祈りのかたち、戦いの爪跡、栄耀栄華の極み、そして手付かずのままの美しい自然…。一つ一つが私たちに感動を与え、かつ人類共通の価値としてユネスコ世界遺産にも登録されている。番組では、全6回に渡り、中国の世界遺産のうち32の箇所を個性と魅力を凝縮し、味わい深い音楽と俳優・高橋克実のナレーションで丁寧に紹介する。
第5話は、麗江旧市街(れいこうきゅうしがい)、峨眉山(がびさん)と楽山大仏(らくさんだいぶつ)、青城山(せいじょうざん)と都江堰(とこうえん)の水利[灌漑]施設、大足石刻(だいそくせきこく)、九寨溝(きゅうさいこう)の自然と歴史地区を巡る。
<詳細>
●麗江旧市街(れいこうきゅうしがい)…13世紀後半、標高2400mを超える高地に築かれた水の都・麗江。長きにわたり指導者として住民の平和を守り続けた一族・木氏(もくし)の宮殿や、麗江を支えこの地に生き続ける少数民族・ナシ族の伝統的な住居・文化など、神が宿ると言われる玉龍雪山(ぎょくりゅうせつざん)に見守られた古町の姿を見ていく。
●峨眉山(がびさん)と楽山大仏(らくさんだいぶつ)…中国仏教4大名山のひとつに数えられる峨眉山では、麓に立ち巡礼の起点ともなる報国寺(ほうこくじ)や、普賢菩薩(ふげんぼさつ)が安置される万年寺(まんねんじ)を、奈良の大仏の4倍以上となる世界最大の石仏・楽山大仏では、その大きさの理由と一人の僧侶の願いを紹介する。
●青城山(せいじょうざん)と都江堰(とこうえん)の水利[灌漑]施設…約1900年前、青城山において後に“道教”と呼ばれる宗教の礎を築いた張陵(ちょうりょう)と、成都平原(せいとへいげん)を流れる川、岷江(びんこう)に画期的な治水工事を行った李冰(りひょう)。四川省が生うんだ、偉大な二人の足跡を訪たずねる。
●大足石刻(だいそくせきこく)…北山石刻(ほくざんせきこく)や宝頂山石刻(ほうちょうざんせきこく)をはじめ、75箇所に点在する磨崖仏群(まがいぶつぐん)の総称。主に唐の末期から宋の時代にかけて造られた石仏たちは、全て合わせると5万体を超える。中国石窟文化の晩期を飾る石仏の数々をゆっくりと見ていく。
●九寨溝(きゅうさいこう)の自然と歴史地区…1970年代まで、少数民族にしか知られていなかった四川省の秘境。湖に堆積した石灰が龍のように見えることから名づけられた臥龍海(がりゅうかい)、静かな水面に朝日が射し込むと火花のように輝く火花海(かかかい)、幅320メートルの諾日朗瀑布(だくじつろうばくふ)など、水が織り成す絶景の数々を巡る。















