北海道南部の太平洋側を走る日高本線沿線は競走馬の故郷だ。およそ1000を数える牧場があり、全国の8割とも9割ともいわれるサラブレットがこの沿線から誕生している。日本の中央競馬史上初の五冠場を達成したシンザン、地方競馬出身で頂点を極めたオグリキャップらのゆかりの地を訪ねる。また新冠(にいかっぷ)にはサラブレット銀座が1丁目から6丁目まで続く、今年生まれた仔馬たちがあちこちで跳ね回っている。また日本最大の馬のテーマパーク「うらかわ優駿ビレッジ」にはニッポウテイオウや有馬記念初の万場券場、ダイユウサクが種馬としての役目を終えて静かに余生を送っている。番組ではJRAの協力を得て日高育成牧場にもカメラが入った。来春の新馬戦でデビューする2歳馬の調教の様子を紹介する。