三重県の伊賀の里を走る伊賀鉄道には忍者列車が走っている。中には女忍者の「くノ一」も走っている。沿線の伊賀上野は芭蕉の故郷でもある。
 四国愛媛県の伊予鉄道には坊っちゃん列車が走っている。漱石の小説「坊っちゃん」で、まるでマッチ箱のような、と表現された列車だ。当時は蒸気を出すSLだったが、平成の列車は、見た目は蒸気機関車だが実際はディーゼル機関車。環境に配慮したらしい。
 埼玉県東部の秩父鉄道には本格的なSL、C58形が国鉄時代の客車12系を牽引して走っている。この列車の人気は高く秩父鉄道の観光の目玉になっている。