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第375回『くどい生活・秋の集中講座。』

2022年10月8日(土)22:00~22:55

秋の集中講座と題して、くどい生活を学ぶ。アメリカンカルチャーの色が濃い所さんだが、実は室町~江戸といった武士の時代も大好きなんだとか。そこで、今回は団扇や蕎麦猪口などに描かれた紋様に隠された意味をひも解く。さらに戦後、GHQによる武器接収を免れた『残欠』と呼ばれる折られた日本刀の魅力を紹介。施された緻密な加工や装飾にしびれる所さん。そして今回は、手に入れた時は錆だらけだったという一本を研いでみる。



《くどい生活推進委員会 会長 所ジョージ》
勉強と言って学校でやると覚えないけど、この番組の細かい情報はみんな覚えられる!
なぜかと言うと、この番組は勉強ではなくて遊びでやっている。
遊びを見ているから覚えられる。この番組は良い番組だと所会長はニコニコ。

【秋の集中講座:紋様。】
4時半に起きて、草むしりして水撒いてと5時半には汗ビッショリの所さん。
番組収録までの3・4時間、今日は何をやろうと悩んでいるとか。。。

本日は秋の集中講座と題して、くどい生活を学ぶ。
そこで団扇や蕎麦猪口などに描かれた紋様に隠された意味をひも解く。

『桑』:成長が早いから子供が健やかに育ちますように。未来永劫。子孫繁栄。
(※どうやら麻の葉の紋様と勘違いしていたようです)
『蝙蝠』:中国では鼠が100年経つと羽が生えて飛ぶ=長寿。
『蕎麦猪口』:何の花か分からないけど実がなっているから縁起物。
『湯呑み茶碗』:花が咲いていて“雪輪”。雪も縁起物。雪がたくさん降ると豊作になる。作物が育つ。
『千鳥』:千の鳥。千を取る。勝負に勝つという意味でもある。
『雷紋』:雷と水の門。雷と雨で豊作。鬼が入ってこない迷路の意味もある。
『加富良(蕪)』:富で縁起が良い。
『鱗』:鱗は取れても再生する。お金が出ていってもまた入ってくる。
『矢』:お嫁に行ったら戻ってこない。一方通行。

紋様一つからくどく見ていると面白い!
と所会長からの紋様に隠された意味講座でした。

【君も、研いでみなよ。】
昭和20年ポツダム宣言受諾に伴い、刀剣を含む日本国内の一切の武器がGHQにより接収。
武器接収を免れた『残欠』と呼ばれる折られた日本刀の魅力を紹介。

家で宝物として置いていた刀を取られたくない。
刀ではなく美術品としてその家に先祖代々受け継がれていた。
でもそれも刀なので出さなくてはいけないので、刀ではないと言うために追ってしまうとのこと。
その残欠が巡り巡って所さんの手元に。施された緻密な加工や装飾にしびれる所さん。
ボロボロで錆だらけだったのを研ぎまくると名前が!!

[備前長船盛光]の文字が。盛光を調べてみると室町時代。
さらに[應永(応永)]の年号も。
應永は室町時代の初期。應永十年二月。600年前の刀の破片。
江戸時代に備前長船の刀を欲しがったそうで偽物がたくさんあるみたい。
“盛光”はブランド名で弟子がたくさんいる。その人たちが作ったものを認めたものには“盛光”が付く。
みんなが欲しがると、どうでも良い刀に[備前長船盛光]を刻印する人が現れる。どの時代にも(笑)

所さんの推測では、かなり本物に近い、偽物にかなり遠い。
目釘孔を避けて書いてあれば後から書いた感じがする。
本来は目釘孔のないものに書いていくはずと所さん。

数千円で購入した刀を研ぎ始める所さん。
研ぎ続けると研いだ部分の刃の先に輝きが!波紋も出てきてご満悦の所さんでした。


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