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第363回『未来は君の手の中に。』

2022年4月9日(土)23:00~23:55

来る日も来る日もエアガンのグリップを作り続けている所さんが、シリコンやレジンとの闘いを激白。世田谷レジン会を発足し、副会長・三四郎Pと共に日々技術の向上につとめる。そして、作業机に飾られるピカピカの小型ノコギリ。なんでも半世紀近く前にニューヨークで作られていたもの。ベースに届いたときはサビだらけの赤茶けた鉄片…。それを磨きに磨いたのだという。そこに、人生を楽しむ天才・所さんが見つめる未来がある…?



【世田谷レジン会】
来る日も来る日もエアガンの型を取ってグリップを作る所さん。
グリップを作っても取り付けるエアガンがないのに作り続ける・・・

グリップ作りをしていると色々な出来事が起きる。
UVレジンで作れば良いけれど冬で太陽が低く、日陰になったりすると乾く所に時間差が出来て、乾いている所と乾いていない所が出来てしまい型がシナって汚い形になってしまう。

レジンが乾くUVが出るキットでもチャレンジ。
5分くらいで乾くが、速乾なのでUVがキツくて失敗作に・・・
色々と試行錯誤するが上手く出来ず。

グリップの色をマーブル模様にしたい所さん。
二液混合レジン:主剤・硬化剤でやると3日くらいかかるとの事。
最初は良い感じのマーブルだが、3日経っていく間にマーブルが粉っぽく。。。
3色くらい入れても、途中でまとまってマーブル模様にならないと苦労を語る所さん。

元のエアガンがないのに何の為にグリップを作っているのか分からないと呟く所さんだが、何とかマーブル模様にしようと一生懸命考える。

最近、三四郎P(世田谷レジン会 副会長)と話すことは、<レジン><シリコン>の話ばっかりだそう(笑)

そして、ちょっとした事件が!?
この前、所さんのお孫さんが遊びに来た時に、一生懸命作っている途中のグリップの上に肘をついてしまったそうで、“肘についちゃった!”という写真が送られてショックを受けたエピソードまで。
オレンジ色のグリップを作り始めた所さん。
やり慣れているので2個分を作る分量が何となく分かるそう。
凝固剤を入れて良くかき混ぜる。

さすが所さん!
目分量でやっているのにグリップ2個分ピッタリの分量で自画自賛!
最後の微調整は真剣な所さん。

お孫さんの事もあるので、しばらくの間は“ちかづいちゃダメ〜!!”の貼り紙を置いてと笑いながら話す所さんでした。


【未来は君の手の中に】
作業机に飾られているピカピカの小型ノコギリ『HANDY SAW』。
半世紀近く前にニューヨークで作られていたモノ。
手元に届いた時はサビだらけ。磨けばピカピカに蘇る。

まさしくこれが、所さんが言っている“すぐそこの未来・もうちょっと先の未来”

サビているノコギリだが、磨けばピカピカになる。
新しいモノにすぐ買い換えるのではなく、磨くことで、これを未来にするべきだと!
この小型ノコギリみたいな未来を目指そう!との事でした。


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