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第288回『圧縮比、上げるか下げるか』

2019年2月12日(火) 23:00~23:55

今回は、冬真っ盛りなのでトランザムのエンジンのヘッドを外すことになりました。
なぜ急にエンジンのヘッドを外す事になったかというとサンダンス・柴崎さんが「ハーレーの圧縮比を下げて、燃焼室を大きくする改造をしたものの、その良さを皆に解ってもらえない。
所さんが持っている7000㏄くらいの大型エンジンなら、その良さが如実にでるんです!」という話しを聞いたので、ノーマルのトランザムのエンジンのヘッドを外すことになりました。
ロッド・モータースの葛木さんとシューティング大会でお馴染みの良君が世田谷ベースに出張し、エンジンをバラす事になりました。
撮影クルーはエンジン班と室内班に分かれて収録しました。

一方、室内班はというと所さんが最近ハマっている軍用トラックの模型をご紹介。所さんにとってトラックの荷台は“箱庭”。
加工前の模型も綺麗に仕上がっていますが、実物に近づけるため、「●●だろうから削る」、「●●だろうから、ここを壊す」といった所謂、「だろうよ理論」により、様々な汚し加工が加えられリアルにしていきます。
サイドミラーの加工では、ミラー部分になるところにアルミを貼り、縁にパテをもるといった、細かい作業をしているそう。所さんは「言わないと分からない作業は『やってもなぁ~』という思いがいつもくる。でも、そこがくすぐったくて面白い(笑)」。他にも細かいペンキ缶などの備品の作り方などをご紹介しました。
模型だけでなく、トンプソン機関銃のグリップ部分の錆取りの話などをしている中、所さんの人生観が語られました。

【人生は自分で出来ていない】
「自分を見ている人に自分が構成されている。自分で自分の事なんてたいして見ていない。自分が死んだら見ていた人達が『あの人は●●だった』と話をする。だから『自分だけがよければ』という生き方ではなく、周りの人達に良いことをしてあげれば、素晴らしい人生として語られる」。

放送中にヘッドが外れなかったので、次回後半戦をお伝えします。


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