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第199回『ブラピに捧ぐ』

2015年6月2日(火)23:00~23:55

 今回は、中庭に咲く桜を切ろうという暴挙に出ようとしていた所さん。所さんの中庭の山桜は今が満開。桜というのは下から見上げた時に、桜越しや枝の隙間から夜空が見えるくらいの花の量が一番ちょうど良い。中庭にある桜はたわわなため、もう見るからに花の量が多すぎて情緒が無い。桜の枝切りを満開の時にする人はいないから、あえて所さんが今回の撮影でやろうとしていた。が、お天気は「雨」。外の撮影は諦めて、今日はずっと部屋の中での撮影となった。

 所さんがブラット・ピット主演の映画「FURY(フューリー)(2014年)について語る。この映画をあえて「シャーマン戦車」の映画と紹介する所さん。持ち物や戦車など、一つ一つにかなりのこだわりがある映画で、ストーリよりも、そちらで満足がいく映画と評価。ブラピが持っていた「リボルバー」の「1917USアーミー」。45口径のその銃を観るためにストップモーションをかけて見入ったほど。映画には出てこない戦車ではあるが、シャーマンの戦車が所さんの部屋の中に飾られており、そのハッチには、なんとブラピのフィギュアが…。とことんこだわる所さんは、ブラピのフィギュアが着込んでいる戦車兵の服装にも力を入れる。こちらは入手困難品だったという。そしてこのブラピにも映画同様、リボルバーを持たせたいと考えた所さん。だが、1/6サイズのミニチュアは販売していない。そこで自分で製作をしなくてはならないと、他のミニチュア銃からグリップ部分をカッターややすりを使って削っていく。力が入ってしまったのか、ハンマー部分をカッターで切り落してしまった。その部分までも作業しなくてはならなくなったが、さすが所さん。そのハンマー部分を見事完成。その完成度は?
 その他映画でも使用されているマシンガンも実物大から1/6のサイズまで用意。戦車兵のヘルメットが揃えば「ブラピセット」も完成。映画で使われた銃を並べての作品撮影は圧巻。さて、皆さんもこの小物たちを見たり、所さんの話を聞いて映画を観たくなったのでは・・・?

 所さんの部屋には昔からある「宇宙犬」がいる。見た目ドクロで皆からは「いったい何なの?」という声が多い。これが何と小さいサイズで販売されるという。いよいよ「宇宙犬」も日の目を見ることに・・・。

 いつもこだわりが詰まっている<世田谷通信>。今回のレベルの高さに所さんも脱帽。5月という事もあり、その季節にちなんだ作品が送られて来た。 まずはいつもの「ペーパークラフト」さん。作品の並べ方まで説明書に記載されていたり、かなりの完成度となっている。所さんが感心しながらこの日の撮影は終えたが、なんと翌日には、いつも素晴らしい作品を送ってくれる北海道の人からも凄いのが届いてしまった。この作品を披露するためにスタッフを別日に収集する羽目に・・・。果たしてどちらに軍配が上がるのか・・・?かなりの完成度に所さんまでもが思わず「コピーさせて欲しい」と唸る。いつもいつも作品を送ってくれる皆さまには「世田谷ベース」に留まらず、他の世界でも活躍する事が良いのではと、所さんは常に思っているのであった。


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