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第191回『手作りフェイクの作り方&ケリオとケリコ』

2015年2月3日(火)23:00~23:55

 研究者世田谷ベース美術部部長の葛飾南斎(所さん)は、いつもながらいろいろと作る。技術もどんどん構築され、出来あがった作品は自画自賛!

 今回はモデルガンのグリップ部分の装飾をしていく。鹿の角に見せたデザインにチャレンジ。ふつうの販売されている鹿の角はそんな厚い大きな物は無い。そのため「ヘラジカ(北米ではムースと呼ぶ)」を使う。所さんのこだわりは市販のプラスティック製のグリップを使用し、鹿のきめ細かい角風の色目を作りだす。では実際にやってみる。リューズを使いプラスティック製の表面に傷を付けていく。所さんの遊び心が飛び出す。あえて「スタッグ」とカタカナで何となく読めるように掘る。そこへ筆を使い色味を入れていく。拭きとったり、またわざと汚れたところも作っていく。ひたすら無言で作業をしていくが、突然、「もしかしたら失敗したかも」とつぶやく。

 「失敗」で思い出したのか、所さんのお気に入りのパイソンの話に。前回見てくれた人はわかるブルーイング。そのブルーイングをしている時に起きた事故ともいうべきエピソードを披露。さて、今回のスタッグは・・・?どうやら所さん、「無理があるな・・・」と思う反面、仕上げで良くなるかもとの期待も・・・。半信半疑で作業を進める。「こういう作業は美大でもおしえないよ~」と言いながらも、結果、今回のスタッグは失敗となる。が、もっと手をかけてしまうよりもこのまま取っておくことに・・・。

 今回手掛けた世田谷空軍基地正式装備品「S.E.A.F.モーターサイクルセーター」。今までおこづかいでは手が出せなかったという人達へもと三四郎Pが心を入れ替え、低価格で販売するとご紹介。

 場面は2階へ、お待ちかね「ケリオとケリコ」のお披露目に。デレデレ姿の所さん。このスクールは警察犬も送りだしているところだが、場所がまわりに何にもない所にあるという。松本から2時間かけて来てもらった。所さんの提案で2匹を椅子の上に乗せ皆で写真撮影会に。かわいい、かわいいと大絶賛の所さんだった。ドッグスクールタカギに就職したいと本音ももらす所さん。

 もっとやりとりも紹介したいが、忙しい所さん。これからYouTube用に詩を書きたしたいとの事。忙しいからスタッフみんなは帰ってくださいと締められてしまった。


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