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第187回『初めてのTOYS McCOY&夢を抱く若者よ、聴け。』

2014年12月2日(火)23:00~23:55

 今回は世田谷ベースを飛び出し、珍しく都会のど真ん中にロケに来た所さん。今回の目的は、憧れのTOYS McCOY。お台場のイベントにも参加してもらったミリタリーブランドの店で、日本のフライトジャケットブームの火付け役とも言える店だ。TOYS McCOY代表の岡本博さんとは長い付き合いだが、実は今まで一度もお店には行ったことがなかった所さん。早速、満を持して店内へ・・・そこにはめくるめく趣味の世界が広がっていた・・・!所狭しと並んだ胸躍らせるアイテムたち。さすが、コアなファンたちをひきつけてはなさないラインナップだ。

 販売されているフライトジャケットに描かれた絵は、実は岡本さんによるもの。岡本さんはこのミリタリーブランドを設立する前、雑誌や企業広告を手掛けるイラストレーターとして活躍していたのだ。二人は岡本さんのルーツとも言える作品が眠る秘密部屋へ。そこにはまるで写真のように精密に描かれたスティーブ・マックイーンの絵の数々が。ジャンルがジャンルなら褒章ものだよ、と感嘆する所さんだった。

 岡本さんの絵が上達した背景には、昔お金がなく欲しいものを絵でリアルに描いてまずは満足して、いつか手に入れようという想いがあったのだとか。絵描きになろうと思っていたわけではないがそれがいつしか仕事になったのだという。普通ならまずは芸大に行くことから考えるが、上手になる人は独学が多い、と語る岡本さん。こんな“ルート”もあるんだよ、ということを教えてくれるのだった。

 いい話を聞いたところで、なんと岡本さんから所さん仕様のフライングジャケットがプレゼントされる。毎月来ないとね!と上機嫌の所さん。せっかくなので店内をくまなくチェック。旦那さんへのクリスマスプレゼントにこの店内の商品なんかをプレゼントしたら、旦那さんもせっせと働くのでは?!という年末に向けた有意義な提案も!

 店の外へ出て、少し歩くと岡本さんの秘密基地Part2に到着。そこにはファン垂涎の的のバイクたちが。ここでも懐の深さを発揮する岡本さん、所さんが最高!と呼んだバイクを乗って行っちゃっていいよ、と言う。さすがにものすごい恩を感じてしまうのでここは遠慮する所さん。このあともコンプレックスをはねのけ地道な努力をし続けた岡本さんだからこそ語れるいい話が続き、いつもの子供じみた世田谷ベースとはカラーの違う仕上がりとなったのだった。


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