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ウィットに富んだジョークと辛口のコメントが持ち味のMr. トップギア − 番組の顔である。彼が最初にトップギアに登場した時、彼のスタイルが現代のモータリング・ジャーナリズムを変えたといっても過言ではないだろう。彼は、人々はコンプレッション・レシオやタイヤの大きさなどのスペックよりも、その車が持ち主のライフスタイルを向上させるものか、その車に走らせたら世間がどう思うか(女性にモテるか、モテないか)ということにもっと興味があるということに気づいていた。2002年に新シリーズとしてもどってきた『TopGear』は、彼のその哲学を踏襲、ロケットエンジンを加えて走り出した。彼の車歴となると、まさに有言実行といえる。ここ数年彼のガレージは、フォード・エスコートRSコスワース、フェラーリF355、メルセデスSL55 AMG、フォードGT、ランボルギーニ・ガヤルドスパイダーなど様々な外車でにぎわっている。
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番組の名物プレゼンターの一人。 彼は、正式な車のジャーナリストであるとともにピアニスト、そしてパイロットでもある。2003年にトップギアチームに仲間入りし、番組に新しい要素を吹き込んだが、ついたニックネームがなぜか「キャプテン・スロー(のろまなキャプテン)」。その理由は、他の二人のプレゼンター、ジェレミーやリチャードのように、まるでポケットにスズメバチでも入っているかのようにあちこち走り回る、というタイプではないからだ。
ジェームスの好きな車は、とてつもなく大きくて贅沢なランドヨットか、小さなスーパーミニと非常に極端。自宅にはロールスロイスとフィアット・パンダ、ポルシェ・ボクスターを持っている。ボクスターに関しては、茶色のルーフ・茶色のシート・茶色のハンドルのおかげで運転していると、まるで巨大なローファーにすわっているように見えるが、不思議なことにこれがやけにハマっている。
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男性向け自動車番組とソフト・ポルノをうまく組み合わせたケーブルテレビの番組から『Top Gear』がリチャードを獲得してからというもの、リチャードは番組に欠かせない存在になった。 彼はまぎれもない自動車狂で、まっすぐで前向きな情熱(ちなみに、他の二人にはない・・)とへなちょこな度胸がブレンドされた独特のカラーを番組にもたらしている。リチャードの車の趣味は“ランド”そして“ローバー”という二つの言葉で言い表すことができるが、番組のロケで訪れたボツワナから“養子?“にし、英国に連れ帰った「オリバー」ことオペル・カデットのオーナーであることも彼の自慢である。
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謎のドライバー「スティグ」。 番組に欠かせない存在なのだが、誰もヘルメットの下を見たことがない。2008年11月1〜7日号の英国のテレビガイド誌「ラジオタイムス」に“Going On a Stig Hunt”という特集記事が掲載されるくらい、ミステリアスな人気者だ。「ラジオタイムス」の記事によると、番組に出演したときにスティグといっしょにランチを食べたという俳優ルパート・ペンリー・ジョーンズが、「食事のときもヘルメットをとらなかった。バイザーの下から食べ物を口に運んでいた」と証言している。 また、フィッシュパイを食べているスティグを目撃したという情報もあり、「フィッシュパイが好きか、嫌いか?」もスティグハントの重要な要素になっている。
ヘルメットの下は、有名レーシングドライバーとかスタントドライバーの名前が多数あがっているが、正体は謎のまま・・・。