東京の渋谷駅、ハチ公口に置かれるライトグリーンのレトロな車両。人々の憩いの場として活用され、下膨れの愛嬌のあるデザインとライトグリーンのカラーリングから「アオガエル」の愛称で親しまれた東急5000系。 戦後の輸送需要の急激な高まりに応えるため、苦心を重ねて開発された東急5000系は、通勤車両でありながらその高い性能と、愛らしいルックスで長く人々に愛され続けた。 今回は、東急5000系開発の裏に秘められた伝説を紹介する。