朝夕を中心に、乗客を運ぶ通勤電車。その原型となった車両がモハ90形。後の称号改正で国鉄101系と改番される車両である。 大量の人員を効率的に乗降させることができる1300mmの両開扉。 乗り心地を飛躍的に良くした中空軸平行カルダン駆動方式の採用。 そして今ではお馴染みとなった路線ごとによる車両カラーの色分け。 国鉄101系は、今のティピカルな通勤電車の方向性を決め今日の電車王国の礎を築いた車両技術史に残る車両である。 今回はそんな国鉄101系の伝説に迫る。