千葉県房総半島に位置するわずか26.8kmという、短い路線区間の「いすみ鉄道」。その1ローカル線を懐かしい鉄道車両が走っている。
国鉄の一般形気動車・キハ52-125。昭和40年に生まれたこの車両は、国鉄からJRと長年にわたり活躍しいすみ鉄道が譲り受けたものだ。
国鉄時代のエンジンをそのまま動かしているキハ52を所有するのは、現在このいすみ鉄道のみ。
その貴重な車両に乗車しようと休日には全国から多くの鉄道ファンが集まる。
今では、いすみ鉄道の顔として欠かせないキハ52だが、この鉄道運行デビューまでには多くの困難があった。