鉄道伝説

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第21回「M250系 スーパーレールカーゴ ~初のコンテナ電車列車を開発せよ~」

 国鉄民営化で誕生した「日本貨物鉄道株式会社」JR貨物は、台頭してきた宅配便の取り込みを目指し、東京ー大阪間に焦点をあて、輸送の高速化を図るために車両の開発に着手した。折しも環境汚染対策で推奨されていた「トラック輸送から鉄道・船舶へのシフト」も追い風となった。新型車両は、軸重の重さによりスピードが制限されていた機関車列車から電車列車へと転換。積み替え時間短縮のために採用されたトラックの荷台と同サイズのコンテナ。貨物の荷重差に対応するための特殊コイルバネ。すべての車軸の温度状態などを管理するセンサー。等々。貨物車両ならではの仕様の検討、10万キロにも及ぶ試験走行を繰り返し、世界初となるコンテナ電車列車「M250系スーパーレールカーゴ」は、平成16年3月13日のダイヤ改正に合わせてデビュー。「日本鉄道賞・特別賞」(国土交通省)、そして貨物車両では初となる「ブルーリボン賞」(鉄道友の会)を受賞した。



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