2025年11月16日(日) 10:00~
第174回
鉄道道路併用橋・瀬戸大橋 ~夢を架けた男たちの挑戦~
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昭和30年(1955年)5月11日の早朝、本州と四国を結ぶ宇高連絡船「紫雲丸」が、瀬戸内海の濃霧が立ち込める高松市沖合で、貨車18両を運ぶ「第三宇高丸」と衝突した。
「第三宇高丸」の船首が「紫雲丸」の右舷に深く食い込み、船体に大穴が開く。
その衝撃で「紫雲丸」は、激しく左に傾いた。
781人の乗客を乗せた「紫雲丸」は、貨車15両と郵便車など4両と共に衝突からわずか5分ほどで、完全に沈没する。
海に投げ出された人々。
船内には多くの乗客が取り残され、修学旅行中の小中学生100人を含む、合計168人の命が失われた。
この事故は、海の危険性を、これでもかとばかりに突き付けた。
そして、人々の命を預かる連絡船の安全性は、根底から問い直されることになる。
誰もが連絡橋の建設を強く望んだのだ。
それから33年後に、世界一長い、鉄道道路併用橋、瀬戸大橋が完成した。
世紀の偉業を成し遂げた長い闘いの裏には、個人の利益や保身を超え、困難な状況下でも、未来を見据え信念を貫いた人々の知られざる物語がある。
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