長野県と群馬県にまたがる標高2,568mの浅間山。日本を代表する活火山であり、
独立峰で今でも絶えず噴煙を上げ続けている。
登山道は火山活動の影響で入山規制されており(レベル1)、登れるのは前掛山まで。冬山の入門コースにもなっている外輪山の黒斑山は、多くの登山客で賑わう。そして浅間山の魅力はなんといっても山頂からの展望。北アルプスや南、中央アルプス、そして富士山も一望でき、絶景のパノラマビューを満喫できる。
今回、この山を案内してもらうのはネイチャーガイドの杉山隆さん。子供の頃から山の自然や野生動物に興味を持ち、21歳でネイチャーガイドの道に進んだ。現在は浅間山の麓、小諸市に住み浅間山の自然を知り尽くしている。
1日目は浅間山の外輪山の一つで浅間山のビュースポットでもある黒斑山へ。そして2日目はいよいよ浅間山へ。これまで、浅間山には季節を問わず数え切れないくらい登ってきたという杉山さんは「浅間山は誰が登ってもいい山」だという。
特に冬は、野生動物の足跡を見つけやすく、この地域で生きる動物たちの生態を知るチャンス。そんな杉山さんの目を通して冬の浅間山の魅力を伝える。