岩手「早池峰山」の秋の絶景をお届け。 田んぼ一面が稲穂によって黄金色に染まる秋。 岩手県花巻市大迫一帯の田畑は、霊峰・早池峰山から流れる水により恵みを受け、そこに暮らす人々に自然の恵みと厳しさを与え続けている。 神仏習合の時代から山岳信仰が盛んだった早池峰山は、標高1,917m 岩手県の北上山地では最高峰の山。 麓の岳と呼ばれる集落には、早池峰神社とともに500年以上の歴史を持つと言われる早池峰神楽が伝承され、今ではユネスコの無形文化遺産としても登録されています。 今回の山の案内人は、麓の岳集落で生まれ育ち神楽を踊り続けてきた小国朋実さん(58歳) 林道が舗装され登山客が多くなる前から早池峰山へ登り続けている小国さんは、毎年、夏の山開きには、早池峰山の山頂で神の化身とされる権現様の奉納舞を行っている。 ユネスコの無形文化遺産に登録され、人々の注目を集めるようになった早池峰神楽。 そして、神楽への注目とともに訪れる登山客を増やしてきた早池峰山。 そんな早池峰山の秋から冬へ、紅葉から樹氷へと変わりゆく景色は、自然の恵みと厳しさを象徴するような絶景。