第60回「日光白根山・春」

 春を迎え、雪解けにより水量を増す多くの滝。栃木県奥日光には、火山によって形成された数多くの滝がある。それらの滝を生み出した山々の一つが日光白根山。
 標高2,578m。関東における最高峰。これより北に、日光白根山より高い山はない。
 周りを山々に囲まれ、麓からはその頂を見ることができない日光白根山。まだ残雪の多い3月下旬、その姿を見るためには入念な準備と強い意志、そして何より運の良さが必要。
 今回、その日光白根山を目指すのは、栃木県立真岡(もうか)高等学校の教員で山岳部の顧問・菅又久雄(すがまたひさお)さん(47歳)と山岳部の生徒たち。
 実はこの時期、日光白根山に登るのは真岡高校山岳部の恒例行事。
 しかし、昨年、一昨年と続けて天候に恵まれず、その姿を見ることが出来なかった。菅又さんは今年こそは、という思いで生徒たちと日光白根山に臨む。
 かつて自分が高校時代に感銘を受けた、真っ白にそびえる日光白根山の絶景。その素晴らしさを生徒たちに見せるために…

 そして…
 その頂上に待っていた景色とは…