今回は、極上の展望を有する奥秩父山塊・大菩薩嶺を訪れる。
大菩薩嶺は山梨県甲州市と北都留郡丹波山村にまたがる山で、黒川鶏冠山、大菩薩峠、小金沢山、滝子山へと至る大菩薩連嶺の主峰としてそびえている。冬になると、下界を一望出来る雲上の絶景が現れるという。その展望はかの深田久弥をして『動く富士』と称された程の変化に富む富士山の威容を始め、八ヶ岳や南アルプスのみならず、夜には100km近く離れた東京・埼玉・神奈川に灯る光をも見渡す事が出来る程。
今回は、甲州市で観光ボランティアガイドをしている倉持智さんのガイドで雲上の絶景を目指す。山麓の塩山に住む倉持さんが、山に懸けた人生の集大成とも言える大菩薩嶺への思いを語る。