20世紀を代表する産業遺産のひとつとして、また観光資源としてSLを動態保存し、継承していくことは大きな意義がある。
SLは、小さな子どもからSLの現役時代を知るお年寄りまで根強い人気を博している。
そこで今回は、一度は乗ってみたいSLの旅の魅力を、たっぷりとお届け。
SLの動態保存に力を入れている大井川鐵道では、大人や子どもたちに大人気のアニメの世界から飛び出したトーマスやジェームスが登場。きかんしゃトーマスに乗って「動く鉄道博物館」の旅を楽しむ。
磐越西線では2014年には車両を大幅にリニューアルした「SLばんえつ物語」。「オコジョルーム」や大きな窓でダイナミックに車窓を楽しめる「オコジョ展望室」が設けられ、SLの旅を一層楽しめる車両になった。
「銀河ドリームライン」の愛称で親しまれている釜石線ではC58形239号機、SL銀河。ヘッドマークや車体にはその名の通り、夜空にきらめく無数の星が描かれている。
山口線では「貴婦人」の愛称で親しまれている蒸気機関車、C57形1号機が動態保存されている。山口線にSLが復活して36年目。いまも多くのファンが全国から駆けつけている。
それぞれのSLを紹介しながら各沿線の絶景や観光地、温泉や郷土料理、そして、SLを身近なものとして、その土地で暮らす人々も紹介。