2014年3月11日。東日本大震災から3年。BSフジでは震災以降、東北の鉄路の復旧を願って「甦れ!東北の鉄路」シリーズを放送してきた。全線復旧が見えた町、バス路線へと変わっていく町、復旧の青写真の描けない町…それぞれの町の明暗がはっきりと浮かび上がってきた。
 現在、鉄路復旧に至っていない気仙沼線・大船渡線には、BRT(バス高速輸送システム)が走っているがバスの運行には限界があり、鉄路の復旧を求める声は根強く残っている。震災によって失われた東北の鉄路。あの日いったい何があったのか、あの日から3年がたった現在でも残る問題とは何なのか。
 そして3年の月日と共に見えてきた新たな希望とは…。
 シリーズ3作目となる「甦れ!東北の鉄路2014」では、震災から3年を経た被災地の鉄路の現状を見つめながら、鉄路での復旧を願う自治体や住民の思い、何が長期間にわたって復旧を拒んでいるのか、どうすれば東北の鉄路が甦るのか、さまざまな取材を通して描く。
 4月に開通を果たした三陸鉄道の映像も交えて、東北の鉄路の3年間をお伝えする。