大阪と北近畿・山陰エリアを播但線経由で結んでいる気動車の189系特急「はまかぜ」。大阪から兵庫県北部の香住、浜坂、そして鳥取へ一日一往復運行されている。
大阪から東海道本線、山陽本線を経由して姫路でスイッチバックし播但線に入る。「天空の白鷺」と呼ばれる工事用の大囲いが2015年に解かれる世界遺産の姫路城を横目に播州平野を北上する。生野銀山のそばにある「天空の城・竹田城」は車窓からも眺めることができる。和田山から山陰本線に入ると関西屈指の温泉地、城崎温泉に到着。香住を過ぎ永井トンネルを抜けると、一気に視界が広がり、日本海を眺めながら余部橋りょうを渡る。コンクリート製となった橋りょうの横に、鉄橋の一部が残された空の駅がある。カニの水揚げ日本一を誇る浜坂では湯村温泉の絶品カニ料理を堪能する。