山陽本線の後編は、広島県・尾道から、福岡県・門司まで290.9kmを旅する。白壁の酒蔵が立ち並ぶ西条を出て、瀬野八と呼ばれる勾配を過ぎると、広島に到着。広島電鉄と並行して走りながら、宮島口へ。駅前の「うえの」では100年以上の歴史がある駅弁「あなごめし」を買うことができる。フェリーで宮島に渡り、厳島神社、錦帯橋と紅葉の観光地をめぐり、岩国を過ぎると列車は瀬戸内の海岸沿いを走る。本州最後の駅・下関では、この地では「ふく」と呼ばれるふぐを堪能。目の前の関門海峡には、多くの船が行き交っている。その下を通る関門トンネルを抜けると、終点・門司駅へ到着する。