室蘭本線は北海道南西部の海沿いに長万部から岩見沢まで全長211kmの路線である。
 函館本線の列車は長万部から室蘭本線に入るため、東京からの寝台特急「北斗星」や「カシオペア」、そして函館からの特急「スーパー北斗」や「北斗」が内浦湾と羊蹄山・有珠山を背に疾走する姿が見られる。  列車はサミットが開催される洞爺湖や道内屈指の温泉郷・登別温泉を通りながら太平洋沿いをひた走り苫小牧へと向い、沼ノ端からは勇払原野の中を進み石勝線が交叉する追分へ、やがて石狩平野に入ると終点の岩見沢へと向っていく。
 今回はホームのすぐそばに海がせまる北舟岡駅や母の日には記念切符を発売している母恋駅などローカル色豊かな駅も紹介している。