2017年、創業120周年を迎えた東武鉄道は大きく変わる。
4月21日、実に26年ぶりとなる新型特急500系「リバティ」がデビューした。
3両固定編成だが基本は連結して6両で運転し、目的地別に連結・分離する。
また、大手私鉄では初のSLが8月10日にデビューする。
JR北海道から借り受けた1941年製造のC11形だ。名称も「大樹」と決まった。
客車はJR四国から譲渡された。
スカイツリーを見上げながら出発した新型特急「リバティ」は鬼怒川線と分岐する下今市駅でSL「大樹」と遭遇。まさに現代から昭和にタイムスリップ。
時空を超えた旅のはじまりとなる。
更に、東武沿線を代表する観光地である日光の世界遺産「日光東照宮」が平成の大改修を終え、昭和の大改修から44年ぶりに国宝の「陽明門」が創建当時の姿に甦った。
東武鉄道は日光・鬼怒川方面を中心に特急のダイヤが組まれていたが500系のデビューで野岩鉄道や会津鉄道にも乗り入れ、川治温泉や湯西川温泉の
秘湯、そして尾瀬方面にも浅草から乗り換えなしで行けるようになった。
そこで、今回は浅草から東武の新型特急に乗って栃木の「蔵の町」や日光・中禅寺湖を散策し、鬼怒川線でのSL試運転を紹介しながら鬼怒川温泉へ、更に野岩鉄道や会津鉄道に乗って、秘湯や尾瀬への旅を紹介する。