FukiPlanning FK310 LA Ⅱ Sport という自転車をMoped　Custom 30cc　2ストロークエンジンを装着してバイクに改造した所さん。しかしそれほどスピードも出ないこのバイクだが、法律上はヘルメットが必要な事に若干の疑問を覚える。ナンバープレートもつけて、テールランプも付けているが普通の自転車としても使えるので渋滞してたらエンジン切って歩道走っちゃえばいいと、妙案にたどり着いたのだった。

　世田谷ベース美術部部長の葛飾南斎（所さん）は今回深いモデラーの世界を探求することに。今日は模型作家の奥川泰弘さんと所さんの従兄弟・角田英光博士の2人の天才を迎える。奥川さんは博士がイチオシの模型作家。2014年3月に番組で紹介し、ノスタルジックな描写で日常を切り取る作風には定評がある作家さんだ。そんな奥川さんが今回披露してくれたのは、60年代を思わせるアメリカのホットドッグトレイラービレッジ。トレイラーの中の調理器具など、細部まで再現されていて据え置きの雑誌も極限まで縮小コピーされているという隙のなさ。

　それに対して英光博士が持ってきたのは、ロシアの戦車のプラモをベースにしたジオラマ。しかもなぜか恐竜が添えられていて一見しただけではなかなか理解しがたい世界観だ。2人の全く方向性の違う作り手たち。独特の感性を持った彼らの話を聞いて、自分はまだまだ正常な感性を持っている・・・としみじみと感じた所さんだった。