#6-1

「へそまがり人生」ベンガル


今晩は松ちゃんが、新聞記者をしているという、かなりのへそまがりな叔父さんとやってくる。しかし、時間になっても二人は現れない。電話の説明では、道に迷っているそうだ。常連客のくせに⁉ その時突然、奥の扉から松ちゃんが顔を出す。どうして奥から⁉ この叔父さん、正面から入るような普通なことはしたくないと言うのだ。このへそまがりは並大抵じゃないらしい。マスターは、この偏屈オヤジをギャフン!と言わせることができるのか・・・。

#6-2

「レモンハートな男たち」


松ちゃんがマスターに、店名「レモン・ハート」の由来を聞いたりしていると、そこに4人組の中年の男客が入ってきた。4人は「コロンボの会」といって強い酒を飲みながら「うちのカミさんは~」と言いながら妻の不満を言い合って憂さを晴らすという。そんな彼らがみな同じ酒を注文するのだが、その酒は「レモンハート」というラム酒だった。松ちゃんもメガネさんの「やめておけ」という忠告を聞かず、レモンハートを注文するのだが・・・。

#6-3

「息子が送ってきた酒」金田明夫


常連のメガネさん、松ちゃんがいつものように飲んでいると、扉が開き風呂敷を持った畑中が顔を出す。その中身は外国に行って便りひとつ寄こさない息子から突然送られてきたブランデーだった。息子とは5年前にここレモン・ハートで諍いのひとコマもあった。息子が酒を送ってきた意味…。マスターとともに謎解きをすると、そこにはあるメッセージが込められていた・・・。


本日のお酒情報