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2026年3月28日(土) 07:30~08:30
<時代劇名作選>『座頭市物語』
2026年3月28日(土) 07:30~08:30
第25話「渡世人」
毎週(土) 07:30~09:30
座頭市(勝新太郎)は、堅気の衆への目にあまる悪逆無道を見かね、悪貸元・聖天の徳兵衛をたたっ斬った。
悪い人でもいったん盃をもらったからには、親分といえば親も同然。生前の徳兵衛のやり方には批判的だった子分の野火止の新三(近藤正臣)、三ツ木の銀平(新克利)の二人は、複雑な心境で市の行方を求めて敵討ちの旅に出る。
ところで、新三と銀平は幼なじみで、銀平の妹おそで(真木洋子)は新三の許嫁。
熱血漢だが世間知らずの新三・銀平よりもある意味では大人のおそでには、座頭市が二人の敵ではないことはよく分かっていた。
「渡世の筋目を立てる大事な旅に女は邪魔だ」と、追い返されても追い返されても、心配でたまらないおそでは兄と恋人をどこまでも追う。
そんなこととは知らない市は、道中、おきゃんなおそでと道連れになった。
一方、かねてより聖天一家の縄張りを狙う江戸屋一家では、新三と銀平の存在が何とも目ざわり。
一家の代貸し坂戸屋の重吉(渡辺文雄)が先回りして、殺された徳兵衛とは兄弟分の間柄だった黒馬の勘兵衛(今井健二)一家に草鞋を脱ぐ。
勘兵衛をたきつけ弔合戦の名目で座頭市を斬らせ、ついでに聖天一家の縄張りをエサに、新三と銀平の二人をも片づけさせようという魂胆。
「一途に渡世の筋目を通そうとする若い者を、汚ねえ了見で消してしまおうとは、やくざの風上にも置けねえ!」。
あまりの悪どさに、おそでに哀願されずとも、黒馬・江戸屋両一家を敵に回し、市がしたくもない殺生をするときがまたやってきたようだ…。

©日本映画放送 
©日本映画放送
- <出演者>
- 座頭市:勝新太郎
- 野火止の新三:近藤正臣
- 三ツ木の銀平:新克利
- おそで:真木洋子
- 坂戸屋の重吉:渡辺文雄
- 黒馬の勘兵衛:今井健二
- 代貸仙造:成瀬正孝
- 用心棒:平沢彰
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:子母沢寛
- 脚本:内海一晃
- 監督:黒田義之
- 音楽:富田勲
- 制作:勝プロ/フジテレビ
ご存知、勝新太郎の代表作『座頭市』のテレビシリーズ。映画からテレビシリーズとなり、全100話作られた。
本作は1974年から翌年にかけて制作された最初のシリーズ。森一生、三隅研次、田中徳三、井上昭、安田公義ら映画の座頭市も手がけた旧大映の監督陣が存分に腕を奮い、市と毎回ゲスト出演する豪華スターとの交流を叙情的に描いた。
また音楽は後に世界的シンセサイザーアーティストとなる富田勲が手がけており、そのアバンギャルドなサウンドにも耳を傾けてほしい。
また、毎回登場する豪華ゲストや、勝新太郎自身がメガホンをとるエピソードなどトピックスも多く、全話必見のシリーズだ!
(全26話)


